住宅ローンが残っていても住み替えできる？
2022年06月01日
「家族が増えたし、今より広い家に住み替えたいけど、住宅ローンの残債はどうしたらいいの…」などと悩んではいませんか？
じつは、今住んでいる家の住宅ローンが残っている方でも、方法を選べばスムーズに住み替えることが可能です。
今回は、一般的な住み替えの方法とローンの残債が残っている方におすすめの方法を併せてご紹介しますので、ぜひ新居探しの参考にしてみてください。
住み替えはタイミングが一番大事！
家の住み替えには「自宅の売却」と「新居の購入」という２つの手順が必要です。売却と購入の両方を同時に行うのが一番良いのですが、実際にはそのタイミングを合わせるのは非常に大変です。まずは、売却を先行して行った場合と購入を先行して行った場合、それぞれの特徴を比較してみましょう。
自宅の売却を先に行う「売却先行」
今住んでいる家を売却した後に新居を購入する「売却先行」の場合は、家を売ったお金を新居の購入費に充てられるので資金計画が立てやすいという特徴があります。しかし、自宅の売却後にすぐに新居が見つからない時には、賃貸アパートなどに一時的に仮住まいをしなくてはいけなくなり、その分の家賃がかかってしまいます。また、今の住まいから仮住まいへ、その後さらに新居へ引っ越すため、引っ越しが２回必要になることも考慮しなくてはいけません。
＜売却先行の特徴＞
・自宅の売却で得たお金を新居の購入に充てられる
・売り急ぐ必要がないので、希望金額で売りやすい
・賃貸に仮住まいする場合、新居購入まで家賃がかかる
・引っ越しが２回発生するのでその分の経費がかかる
新居の購入を先に行う「購入先行」
新しい住まいを買った後に、今の自宅を売却する「購入先行」の場合は、住み替え後の住まいをじっくりと選べるというのが特徴です。また、今すぐ欲しい物件がある場合にもこの方法で住み替えを行うことができます。注意点としては、旧居が売れるまでの期間、２つの家を所有することになり、両方の維持費用を支払う必要があります。買い手がすぐに見つかれば良いのですが、売却活動が長引く場合、売却金額を下げざるを得ない可能性も出てきます。
＜購入先行の特徴＞
・住み替え先をじっくりと探せる
・仮住まいを用意する必要がなく、引っ越しも１回で済む
・旧居が売れるまで２つの住まいの維持管理が必要
・売却活動が難航する場合、値下げの必要性も出てくる
住宅ローンの残債がある方におすすめの住み替え方法
１．売却先行
住宅ローンの残債がある家から住み替えをしたい時は、「売却先行」の方法がおすすめです。自宅の売却代金を住宅ローンの返済に充てることで新たに、新居のローンを組むことができるためです。しかし、上述した通り「売却先行」の場合は、仮住まいや引っ越し費用などの余計な経費が掛かってしまう点には注意が必要です。
２．ダブルローン
資金に余裕のある方はダブルローンを組むという方法もあります。ダブルローンとは、現在借りている住宅ローンとは別に、もう1本新たな住宅ローンを組んで新居を購入するというものです。自宅の売却を待たず新居を購入することができ、余分な経費を支払わなくてもよい方法ではありますが、旧居が売れるまでの期間中は月々の返済額が大きくなるので利用は慎重に検討する必要があります。
３．住み替えローン
家の売却額が住宅ローンの残債額に届かず、すべての残債を支払いきれないということもあります。そんな方には「住み替えローン」という方法があります。通常の住宅ローンでは、新居の購入金額分しか借りることができませんが、住み替えローンを利用すると「今の自宅の残っている住宅ローン＋買い替え先の購入資金」という、担保物件の価値以上のお金を借りることができます。しかし、こちらもたくさんのお金を借りる分、月々の返済額も大きくなるので利用には注意が必要です。
以上のように住み替えには様々な方法が存在します。住宅ローンの残債がある状況でも方法を選べば住み替え可能です。しかし、どの方法にも注意点がありますので住み替えを利用する際は、事前に信頼のおける不動産会社に相談することをおすすめします。
福島県で住み替えをご検討中の方へ
福島県を中心に豊富な住み替え実績のあるイーコンセプトでは、お客様の状況に合わせた住み替え方法のご提案や住み替えローンのサポートなど様々なニーズにご対応可能です。また、売却活動と新居探しの両方にご対応できるのでお客様の住み替えをスムーズに進めることが可能です。
住み替えは残債があるかないかで進め方が大きく変わり、手続きなども複雑になるケースが多いため、豊富な実績を持つイーコンセプトにぜひご相談いただければと思います。
